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ヤマミッチーの釣り人万歳 【2007年記事一覧】


団体・行政ニュースに掲載したこのサケ会議については、11月20日と21日の北海道新聞朝刊に(上)、(下)で、「カムバックサーモン30年目の秋」と題する大きな記事が掲載され、その中でも触れられている。記事中には『…「サケ会議」では、「人工」の是非をめぐり学者やふ化事業者が意見をぶつけ合った…』とあり、まるで会議の全てが豊平川のサケをめぐり、自然産卵か、それとも人工孵化放流かで、カンカンガクガクだったような印象を与える内容となっているが、出席者の一人としての感想は、そうしたガチンコ的な雰囲気ではなかった。豊平川のサケについての話も出たが、一部であって全てではない。テーマにあるようにサクラマスの話も多かった。
このほか、記事の随所に「激論を戦わせている」とか「意見が真っ二つに割れている」とかいった表現が盛り込まれて、全体として大論争になっているようなイメージに仕立てれられている。ことさらに対立の構図を作りあげて、興味を引こうという書き手側の意図がぷんぷん。その方が分かりやすいし、記事としては面白くなるのだろうが…。記事を読んで、そんな印象を受けた。「世界的にも珍しい」特殊な状況にある豊平川のサケの回帰についてだけ取り上げるならまだしも、人工孵化放流による経済動物としてのサケ増殖事業が是か非かといった論争になっている、と受け取れる部分もあって、無理に結びつけようとしているというか、ごっちゃになっている感じがして、よく理解できなかった。100年もかかってたくさんのサケが戻ってくるようになり、釣り人もその恩恵にあずかっている、食料としてのサケの孵化放流事業そのものが、是か非かなどという議論があるのだろうか。どんな学者だって、その点については、意義を認めていると思うのだが。2人が登場して、相反する意見を言っているように仕立て上げているインタビュー記事で、「孵化放流派」と「自然産卵派」に色分けされた方々も、迷惑ではないのだろうか。
当事者の1人で、自然産卵反対派のようなレッテルを貼られてしまった北海道サーモン協会の木村義一代表は、「まさか、こんな記事になるとは」と愕然としていた。もう一方の帰山雅英北大教授に「こんなことを言ったつもりではなかった」と早速電話をしたそうだ。カムバックサーモン運動の後継団体である北海道サーモン協会も、イメージダウンはまぬがれない。市民感情としては、自然産卵がいいに決まっているからだ。木村代表も「自然産卵はむしろ喜ばしいこと。ただ現状では慎重にという思いだった」とのこと。一般論としては「できれば自然産卵がいい。でも資源の維持のためには孵化放流が欠かせない。現状ではその両方の調和を目指すのが理想」。これが多くの人の意見なのではないか。

11月6日、札幌市内で開かれた釣具問屋の業者向けルアー用品展示・商談会をのぞいてきた。知り合いの村田基さんが来ていたので、ご挨拶。村田さんも、ウォーターランドというルアーメーカーの社長さんだから、出展しているのである。釣りタレントで、釣具店のオーナーでもある。今日は札幌、明日は山口とか言ってた。超多忙人間だ。その割に、お腹がだいぶ出ていたので、「太りましたね」と言ったら、「今はシーズンオフ。これから来年のシーズンに向けて締めるんです」だって。今日の商売の方も尋ねてみたところ、今回は、ライバルのD社とR社に人気が集中したとのこと。北海道では定番のピンクなどの海アメ、海サクラ用のミノーが中心で、若干のグラム違い、色違いが人目を引いていた程度。各社とも製品に大きな変化はなかったようだ。
要するに堅実な商いで、実績のあるもの中心。言い換えれば不景気で、釣具店に余分な物を仕入れる余裕がないということか。消費者にとっては、コンビニみたいにどこの店に行っても同じような品揃えということになり、少しつまらないという気もするが…。竿もいろいろ並んでいたが、あまり商談には結びついていなかったようだ。それでも、あるメーカーは「今回は売れなくてもいいんです。記憶に留めておいてくれれば次につながるから…」と、そんなに焦ってはいなかった。個人的には「テールウォーク」のロッドがいいと思った。エイテック系のブランドで、シーバスロッドやボート用ロッドはもちろん、管理釣り場用の超軽量スプーンに至るまで、何でもござれの品揃え。しかも、グレードが高い割にリーズナブルという優れ物である。カタログのイメージキャラクターは本州ではソルトウォーターのカリスマとして知られる、チャーマスこと北村秀行氏で、そのコピー(多分本人が言ったことなんだろうけど)がなかなかいいので、ちょっと長いが全文を転載しよう。
 これからのルアーフィッシング。何処に向かっていくのか。少なくとも数釣りじゃないよな。もちろん最初は有りだよ。釣りにハマるって意味では、むしろ必要だよ。でもそこから早く卒業しなくちゃ。
 シーバス釣り。セイゴも、フッコもシーバスだけど、狙うのは「スズキ」。青物ならイナダやワラサじゃなくて、ブリを釣りたいし。マグロならン十kg。目指すは100kgオーバー。夢はでかく持たなくちゃ。やっぱりビッグワンへの挑戦だよな。もちろん偶然釣れちゃった、じゃなくて。最初から目標を持って、アグレッシブな釣りを仕掛けるんだ。
 大物を釣るのに一番大事なのは、経験値だね。タックルバランスもここに含まれる。細糸は喰わせやすいけど、獲れない。太糸ならその逆だよな。釣場の状況はもちろんだけど、自分の技量に見合わなければ、結局は獲れないんだよ。獲れなければ魚がスレて、ますます釣場をダメにしちゃう。悪循環だよね。ともかく勉強だよ。それは机の上じゃだめだ。現場だよ。キャスティングの練習。思い通りに投げられるまで、一日何百回でも投げる。あちこち釣りに行って、ひとつでも多くの場面を経験してさ。釣場の状況を見極める技量を磨くんだ。ルアーのサイズ、フックのサイズ。それぞれのバランスを経験として知り尽くす。それには色々使ってみなきゃ解らない。
 値段の高い釣り道具は性能が良い。そんなのは当たり前だよ。でもさ、それを手に入れるために、釣りの回数が減るのは本末転倒じゃないかな。今は手頃な価格でも充分使用に耐え得る物がある。これを選んで、その分実釣を増やす。色んな種類の釣りを、より多くこなす事。最初は外しても、切られても良いんだよ。何回釣場に出たか。何回キャストしたか。何回ヒットさせたか。そして何尾の魚をイメージ通りにキャッチできたのか。この積み重ねだよ。それが釣人の実力になるんだよ。ともかく釣場に出る事。そのために、いろんな意味で間違いのないタックルを選ぶ事。それが何よりも重要だよ。ルアーフィッシングを愛する全ての人に“tailwalk”いいじゃないか。うって付けじゃないか。俺も期待してるぜ。

とまあ、宣伝っぽいのは、最後ぐらい。あとは至極ごもっともなお話で、なるほどなーと思った次第である。尚、担当者はロックフィッシュの入門者にふさわしい安価で性能の良いロッドを近く製作する予定と、耳打ちしてくれた。乞うご期待である。


ヤマリア主催 ロックフィッシュ大会私には、どうやら特別の才能?というか予知能力のようなものがあるようだ。釣り大会に参加すると、上位に入賞する人のそばで釣っているケースがとても多いのである。たまたま隣にいる人が大物をゲットして、写真を撮らせてもらったりすると、それが身長賞になったり、優勝したりすることが何度もあった。もっとも、自分は釣れないのだが…。要するに狙いは悪くないのだ、ということを遠回しに言いたいわけである。というわけで、今回参加した「Mariaロックフィッシュフェスティバルin小樽」も、まさにそうなったのであります。
9月22日(土)に開催されたこの大会は、主催者のヤマリアでは初のロックフイッシュ大会で、参加者は50人。マリア製のワームを使い、根魚を狙うというルールで、大会本部は小樽港マリーナに設けて、スタートが午後2時半というのも珍しい。釣り場は、石狩川の左岸から余市港までだが、参加者の多くは小樽港やその周辺で釣っていたようだ。私は最初、小樽港の色内ふ頭の先端部、次に北防波堤、そして最後に南防波堤に移動し、検量受付締め切り時間のぎりぎりまで粘った。中間より少し基部に近い所で、外海側や内海側を白のグローフィッシュ2.5インチで攻めてやっとクロゾイを1匹ゲットしたが、なんと規定の20cmに満たなかった。すっかり暗くなって、時間も残り少なくなった時、先端の方から大会参加者の印となるマリアの帽子をかぶり、キャップライトを光らせた参加者が歩いてきた。釣れましたか?と尋ねると「23cmぐらいのクロゾイが、なんとか1匹」との返事。状況からして、みんな相当苦戦していると思ったので、たった1匹でも結構いい線いくのではという予感がした。審査方法は2匹(20cm以上)の合計重量だ。そして、この人がその予感どおり3位となったのである。
私もタイムリミットで、基部に向かって歩き始めた。そして、途中でまた参加者に会った。その人が「踏まないで!」と私に注意した。足元を見ると、今釣り上げたばかりという感じで、クロゾイが跳ねていた。30cm近くありそうな良型だった。この人が、なんと優勝者となったのである。上位入賞者のそばに私がいる!2位の人は、張碓まで足を延ばして、20cmちょっとのクロゾイを2匹提出した。50人中、魚を提出したのは、たったの6人という結果に終わった。この時期、この時間の小樽周辺の陸っぱりでは、チカや小サバ以外にはいかに魚が釣れないかということがよく分かった大会となった。
成績は以下の通り。優勝・熊田正信(小樽)クロゾイ378g、2位・中川亮(札幌)、3位小西雅之(札幌)。レディース賞/古賀貴子(札幌)

今シーズン、つまり平成20年春の後志管内さくらます船釣りライセンス制実行協議会という会議に出席した。(財)日本釣振興会北海道地区支部の役員なので、釣り人代表の委員の1人としてほぼ毎回出ているが、これはボランティアで、札幌から開催地の余市までのガソリン代など全て自己負担である。この他の日釣振の活動もほとんどがそうである。こんなこと、言いたくはないけど、言わないと分ってくれないので敢えて言う。もちろん、これが今回の本題ではない。
まず、このライセンス制の今年の実施状況は、前年より承認隻数が前年の442隻から367隻に減った。ライセンス制を導入している胆振海域や檜山海域同様、毎年減り続けているわけで、減ればこの制度を維持するための協力金収入、すなわちライセンス料が減るわけで、制度の存続にも関わってくる。なんで減っているのか。「思ったほど釣れないから、金を払ってまで」という理由もあるだろう。資源が減っているから、その回復のために釣り人も協力してほしいというのが、このライセンス制の趣旨である。だが、やはり資源は回復していないから釣れない、だから承認船が減り続けているということになるのだろうか。ちゃんとライセンスを取得して釣りをしているか、パトロールも行った。ライセンス実施期間の3月1日から5月15日までの間に洋上で3回、陸でも5回やって、8隻の未承認船を見つけて指導したという。このうち3隻は漁船だったというが、たったこれだけのパトロールで、漁船まで含めこれだけ見つかるのだから、まだかなりの未承認船が釣りをしている可能性がある。「どうせ見つからないから、今年はライセンスの届出を止めた」という船もあるのではないか。呆れるのは、スタートとして4年目を迎えるというのに、漁業者にすら取得していない船がいるということである。これは“確信犯”といわれても仕方ないだろう。釣果は提出義務があるが、提出率は全体で70%。最低なのは旧積丹漁協で承認船46隻中、提出したのはわずか3隻で6.5%にすぎない。事務局に聞くと、「何度も提出するように言っているが、釣果が無かったからのようだ」と言う。そういう船もあるかもしれないが、旧積丹漁協のような、いわばお膝元で、46隻のほとんどが釣果が無かったなんて、考えにくいのではないか。会議に提出された資料の釣果尾数はこの70%に基づく数字で、今年は全部で3239匹釣れて、一昨年は9889匹、昨年は4649匹で、減り続けているわけだが、だからといって、資源が減っていると本当に言えるのだろうか。承認船が減っているから、減るのは当然にしても、釣果未提出はあるは、未承認船はいるわでは、実態はよくわからないのではないか。本当は釣果無しではなく、獲れすぎて、数えられなかったのてだはないかと思いたくなってしまう。
ライセンス制を考えていく上で、その根拠となる数字はとても重要だ。いい加減な数字で、資源がどうのこうのと論じることに、どんな意味があるのか。きちんとした運営を望みたい。ただ危機感をあおり、金を集めるだけが目的ならば、いつまでも「資源が減っている」と言い続ける方が都合はいいのだろうけど…。
さて、このまま承認船が減り続けていくと、どうなるのであろうか。釣る人がいなくなったからということで、廃止になるかも知れない。それは釣れなくなったからで、やはり資源がアウトなんだと。だから釣りは禁止にしようと、なりはしないだろうか。ライセンス料は入って来ないけど、釣り人がいなくなる方がましだと。
かつて標津沖のサケ釣りライセンス制は、釣れなくなったという理由で廃止になった。もちろん魚がいなくなったわけではない。中国に輸出の道が開けた途端、遊漁なんて馬鹿らしくてやってられなくなったというのが実態だろう。そして、ライセンス制の代わりに秋さけ保護区域設定海域という禁止措置だけが残った。釣獲調査という名の川でのサケ釣りライセンス制も人が減り続け、存続の危機に瀕している。ライセンス制は釣りが出来なくなることへの一里塚?そうあってはならないし、そうさせてはならない。注意深く、推移を監視していく必要がある。
会議では、漁業サイドから近年、陸からサクラマスが釣れていることへの言及もあった。「サクラマスは沖で獲れるもので海岸で釣れることなどなかった」というのである。それは、サクラマスのスモルト放流をするようになってからだというのだが本当だろうか。まるで“陸から釣れるのも放流のお陰”とでも言いたげだった。「だから、短絡的に陸から釣る人にも規制をということにならないように」と釘を刺したが、注目しているのは間違いない。実際、サケについては陸から釣る場合にいくらの協力金なら妥当かといったアンケート調査をしたいというところも現れている。
釣りの環境は厳しさを増す一方だが、北海道の釣り業界の連中がいまひとつ、そういうことに敏感でないというか、積極的でなくて歯がゆく思っている。釣りができなくなる環境になるということは、売上が増えたとか減ったとかどころでないと思うのだが、目先のことばかりに汲汲として、どうも他人事なのである。ガソリン代すら出ないと、愚痴りたくもなるのである。

フライフィニッシュフライフィッシングを始めようと、あれこれ道具を買い込んで、ほとんど使わずに10年ほどたってしまった。いい加減、目も遠くなってから、やっぱそのカッコ良さに惹かれ、再チャレンジして間もない。で、今回はタイイングの話なんだけど、最後の糸止めの行程、すわわちフィニッシュだが、例のウイップフィニッシャーを使って止めるというのは、結構苦手という人が多いみたいである。フライ愛好者たちが、定期的に開いているタイイング教室で教えてもらっているのだが、そこでも「わかんない」という先輩たちが、何人かいた。私ももちろんダメで、その用具すら持っていなかった。
最初に教えてくれた人が、「面倒なら、それでなくても簡単なのでいいよ」ということで、ずっとハーフヒッチで通してきたのである。もっとも、フライを巻いた経験もほとんどないのだが…。でも、心新たにもう一度やってみようと決めたからには、できないままというのも癪に障るので、チャレンジしてみることにした。「終わり良ければすべて良し」というではないか。まず、グーグルで「フライフィッシング フィニッシャー」と検索してみた。9月13日現在で136件あった。その40番目ぐらいまで見た。ブログには、「フライフィッシング6年ぐらいやってるけど、ウィップフィニッシャーは未だに使えない」「どこかに仕舞い込んだまま…」「ずっとハーフヒッチにヘッドセメントで…」なんて、私と似たような方々のコメントがあるわあるわ。そして、そのどれもが、フィニッシュで特に困ってはいないのだが、なんとなく使えない、使っていないことへの、後ろめたさみたいなものを引きずっているような感じがした次第である。みんな本当は、クルクルッと、スマートにやってみたいんだろうなと。
用具もいろいろと調べることが出来た。で、予備知識を頭に入れて、某釣具店に出かけた。そこには何種類かあり、オフト製で有名ないわゆるマタレリ型のが420円で売っていた(安い!)。そして、ティムコのクィックフィニッシャーというのもあった。こちらは730円だった。これについては、インターネットの通販などでも扱っていたが、比較的新しい製品なのか、使ってみた感想は見つけられなかった。釣具店の担当者も「原理は同じだと思うけど、使ってみたことがないので…」と言う。素人には、クイック…というのがなんとも気になり、迷った挙句、さほど高いものではないので、両方買って試してみることにした。
使い方は、マタレリ型については、前出の136件の2番目にあった「風来庵036堂」という方のブログに写真入りで紹介されていた。これがとても役に立った。そのおかげで、何回か繰り返しているうちに、コツが飲み込めて、スムーズに出来るようになった。クイック…の方は説明書を読んでやってみたが、最初のスレッドを引っ掛けるところが、マタレリ型と違って確かに分かりやすい。マタレリ型は多分、多くの人がここで引っ掛かってしまうのではないだろうか。しかし、その後の手順は、スレッドをずらすというところが、少しコツがいる感じで、飲み込むまでに、マタレリ型と同程度の時間がかかった。どちらにしろ、要するに慣れである。自分のフィーリングに合う物をということだ。
ついでに、136件の10数番目ぐらいに「タミー・デザインのフライあれこれ」というブログがあって、ここではツールを使わず指でフイニッシュする方法が、なんと動画で紹介されていて、こちらも練習してみた。やっているうちに、原理が飲み込めてきた。原理が分れば、ツールもぐっと身近な存在になる。今度、教室でクルクルッとやってみせて、周りを「オッ!覚えましたね」と言わせてみたいと思っている。ブログで教えていただいた方々に感謝!


サケルアー釣り用品台風で週末の釣りは難しそうなので、釣具店のサケ釣り用品を見て回った。ロッドはPB(プライベートブランド)商品がいろいろで、価格も求めやすくなっている。アメリカ屋漁具のPBのNEW FOREST「ソルト スプラッシュ」は、802(2.4m)から1303(3.9m)まで6アイテムあり、価格は9月7日現在の同店価格で、5300円(802)から8400円(1303)まで。品質もPBだからといって侮れない。調子は硬めの仕上げで、遠投向き。ルアーウェイトは60gまでOKだ。この硬さで有名メーカー品を求めると、1万5000円クラスになるのでは。振るのが大好きで、疲れ知らずの元気な人にはお勧めだ。アメリカ漁具は問屋業務も行っているので、製品は同社と取引のある全道約50店でも取り扱っている。
北海道の問屋最大手、アイビック系のブランドでは3種類ある。SEAVE(シーブ)ブランドの「ノースファイター」は武美の9月7日現在の価格で、6900円(10フィート)から9980円(13フィート)まで。WEST NOWブランドの「ドッグファイト5」は去年までのドッグファイトを改良して、さらにサケ釣り用に特化した新製品。同じく武美価格で、1万1800円(9フィート)から1万4800円(12フィート)まで。同じブランドの「ファイヤーサーモン」も新製品。こちらは同店価格で8980円(10フィート)から1万800円(12フィート)まで。価格的にはちょうどノースファィターとドッグファイトの中間で、きめ細かな品揃えとなっている。いずれの製品もよく売れているそうで、モノが良ければ有名メーカーにこだわらないという釣り人も多くなっているようだ。
 ウキルアー釣りに使うスプーんの新製品では、リセントというメーカーの「ぐるぐるサーモン専用スプーン」が話題になっていた。形状はスプーンというよりは、平たいスティック状で、同社製品で管理釣り場用の「ぐるぐるX」をサケ用に巨大化したものという。スローリトリーブすると全体が回転してするというのが特長。35gと45gがあり、カラーは赤黒点、ピンク黒点など5種類ほど。この製品に限らず、スプーンの新製品の傾向は、やや細長くなっているようだ。ミノーでサケを狙うという釣り人も多くなっている。海アメや海サクラでおなじみの「ショアラインシャイナー」(ダイワ)のSL14FGはアキアジ・樺太スペシャル。145mm19.5gで金赤など3種類あるが、店によっては品切れも出るほど売れているという。もっとも、この手の新製品は売れ残りを警戒して、メーカーもそんなにたくさん作らないそうである。品切れになるくらいの方がイメージ的にはいいのだとか。サケの場合は、これでなくてはというものがないから、売り切れたからといって、焦ることもないのだが。だだ集めている人がいるなら、マルキュー製で一時話題になった「鮭‐1」(けいわん)というスプーンは製造を止めちゃったそうなので、求めるなら在庫がある今のうちである。ちなみに武美西岡店にはまだ残っていた。

カラフトマスの当たり年?[08/16]


10日と11日に道北の興部町から網走にかけて、カラフトマスの主要ポイントを見て回った。11日の夜明け、興部の沙留川の国道の橋から、海岸に釣り人が並んでいるのが見えた。ここは河口の近くまで車で入って行ける。10人ほどが竿を出していたが、すぐに1人が竿を曲げた。聞くと今日が初めてという。ルアーは今や定番となっているタスマニアンデビル。ほとんど間を置かず、隣の人もヒットした。同じルアーだった。続いてウキルアーの人にも来た。こんな調子でずーっと、ヒットが続くのである。話を聞いた人は誰もが「今日初めて来た」という人ばかり。どうやら、大きな群れが入った初日のようで、ラッキーな釣り人が多かった。
私もたまらず、タスマニアンデビルや25gのタコベイトフック付き金赤サケルアーなどをエサ無しで振ってみた。2度ほど当たりがあったが、フッキングはしなかった。私の隣でほぼ同時に、紅イカエサのウキルアー釣りを始めた初老の男性は、1時間ほどで8匹をゲットした。隣で釣られるとさすがに悔しいが、私は次があるので諦めた。2時間ほどいた間に、全体で50〜60匹は上がったと思
う。こんな光景は久々だった。今年はカラフトマスの当たり年かもしれない。お盆にはみんないい思いができただろうか。

道の会議の真意って?[08/08]


8月8日(水)午前10時から、道庁赤レンガ庁舎会議室で「北海道水産業・漁村振興計画(第2期骨子)に係わる意見交換会」が開かれ、(財)日本釣振興会北海道地区支部の副支部長やっている関係で出席した。内容には遊漁に関することもある。釣り人の団体ともなると、こんなお堅い会議にも出ているのである。
だが、所詮やっかい者と思っているのか、会議の案内が届いたのは前日の7日である。案内の日付は8月2日で、出欠の締め切りが6日。「えーっ!これって過ぎてるじゃん」。どうやら、こちら側の事務局にも不手際があったようだが、7日の午後5時までに連絡すればいいという。その書類を見たのが、午後3時である。そもそも、道が6日前に連絡をよこすこと事態がどうかしている。そして、いつもこんな調子である。
会議は、ろくに意見も出ず、時間が余ってしまった。挙句は後で意見があったらメモに書いて送ってくれてもいいという。癪にさわるから、一言二言話してきたけど。道庁からは、水産局長以下41名、漁連など漁業関係団体や遊漁団体関係者は25名。70人近い、ヒマ人?が集まって、ほとんど意味のない会議をやっているのだ。書類を渡したいだけなら郵送で済む。だが、彼らにとっては中身はともかく「会議を開いて意見を聞きました」という事実が大事なのだろう。そこで、はたと、思いたった。このぎりぎりの案内には、裏に「無理して来なくていいよ。どうせ大したことないから」というメッセージが込められているのではないかと。確かにぎりぎりだと、スケジュール調整が難しいと、欠席の理由になる。そうか、だからいつもギリギリなんだ。これは、彼ら流の配慮、粋な気配りなんだと、思ったら納得できた。今度から、こちらもその配慮に応えねば無粋というものだろう。

カラフトマスもルアーの時代[07/26]


カラフトマスの浮き釣り仕掛けもひと昔とは随分変わったようだ。釧路西港では、ほとんどが「2本針」の仕掛けを使っていた。道糸の端にトリプルサルカンやテンビンを付けて、片方に1メートル、もう片方に70センチという具合にハリスを段差にして結ぶ。針はタコベイトを付ける人と、素針にしている人が半々といった感じ。餌は紅イカやサンマが中心で、単独あるいは合い掛け。イワシや、皮が硬くて餌持ちがいいからとアメマスを使っている人もいた。ウキもさまざまで、棒ウキ、ドングリウキ、小さめの玉ウキを10個、15個と連結した数珠タイプのウキも人気があるようだ。数珠ウキは、水面で7の字のような形で浮く。蛇が頭を持ち上げたような感じともいえる。小さな当たりも視認しやすいようだ。
ルアー釣りではスプーンを使わず、ウキ無しでプラグを使う人も増えた。すなわちルアー釣りそのものである。釧路西港で出会ったルアーマンは、イワシカラーのシンキングタイプ14グラムで、今季3匹釣ったと言っていた。「ウキ釣りより、こっちの方が釣れたりするんですよね」という言葉が印象的だった。道具立てもシンプル。エサを付けないので手も臭くならず、スマートだ。ウキ釣りでは相変わらず竿を何本も出したり、縄を張るなどして場所取りをしている人もいた。ルアー釣りなら場所も取らない。スポーツ感覚で楽しむなら、やはりこれからはルアー釣りだと思った。

先入観を捨てたら…[07/09]


浜厚真漁港でサクラマスきっと、私以外にも、どこかで誰かが試してみたに違いない。その結果がどうであれ、きっと言いにくかったのではないか…。
7月7日、浜厚真漁港でサクラマスを釣った。それも、たまたまケースに入っていたサケ用のルアーでだ。持っていた何本かのジグミノーを3時間ほど泳がせてみたが、すべて空振り。半ばやけくそで使ったら、数投目にガツンときたのだ。ピンクと赤半々のタコベイトをかぶせたサケ用フックをガッチリ口にくわえていた。サンマは付けていない。ルアーは、青・銀のヘリン25g。青に黒水玉、銀はうろこ模様になったやつである。
釣りに限らず、先入観念とは不思議なものだ。釣り上げた時のうれしさが、照れくさいような複雑な気分になっていた。魚がかなりすれていたとはいえ、サケ用ルアーでサクラマスが釣れたと聞いた周囲の釣り人が、「そんなもので…」と絶句したことでも、邪道というイメージなのが分かる。海アメマスを狙っていて、たまたま釣れることが分かり、盛んになったショアからのサクラマス釣り。これがもし、サケと同じ時期に釣れる魚で、サケ用ルアーで釣れるというイメージだったら、どうなっていただろう。ジグミノーで釣ることの方が、邪道になっていたかもしれない。
サンマを付けるということもあって、どうもサケルアーはイメージがダサいようだ。だが、タコベイトも含め、その色や形などどうすればよく釣れるようになるのかと、試行錯誤の末にたどり着いたのがサケルアーである。釣具としては労作であり、傑作ともいえるのではなかろうか。それだけに、その潜在能力も大きいのではないか。
ヘリンを作ったヤマリアさん、今度はサクラマスヘリンなどというのは、いかがなものだろう。釣れるとなったら、釣り人はゲンキンなもの。いつのまにか、そちらが常識になったりして…。

石狩のマメイカ釣り師[06/28]


石狩湾新港のマメイカ釣りはそろそろ終盤となり、数も少なく難しい釣りになっているが、そんな中でも確実に釣果を上げている老釣り師に出会った。70歳前後と思われるこの男性は自転車でやってきて、花畔ふ頭の左側のフェンス際で竿を2本出していた。隣の人が4匹しか釣っていないのに、30匹以上は釣ったという。この日、他のマメイカ釣りポイントである対岸の樽川ふ頭では最高3匹。東ふ頭のゲート内でもいい人で10匹ほどだった。この老釣り師だけが突出していたのである。
隣の釣り人は「私とは、道具からして違う」と舌を巻く。聞けば、「この港ができた時からやっている」というマメイカ釣り歴は20年。仕掛けは針も含めて、すべて手作りだ。針は、バラのヤリイカ針15号(かなり大きい黒針。ステキ針の製品ようだ)を4本束ねて(つまり1本が2本針なので計8本針になる)、中心にステンの0.8ミリを通してハンダ付けする。それに黒、赤、夜光グリーンのパイプを被せて、朝まづめ用、日中用などと使い分けている。針の上には、エサの魚をぶら下げるハナカンを付けるが、これも手作りで、普通の物より大きく、独特の形をしている。
「ステンレスを曲げて作る。魚を刺すための先端はヤスリで研ぐ」。鼻には通さず、アゴの先端近くから頭側に貫通させていた。「これだと、まず外れないよ」。ハナカンは移動式で、魚を吊るしたときに尾が針のところにくるように調節する。エサは生きたウグイ。今でこそ、生きエサが当たり前のように使われていて、売っている店まであるが、老釣り師が使い出したのは、7、8年前から。「昔は、チカを使っていたが、ウグイの方が付くね」。それから、周りでも生きたウグイを使い出したそうだ。
ウグイは、新川で釣ってくる。3号の6本針にサシエサで釣る。エサを釣るのに1日、イカ釣りに1日というローテーションだという。針は、ブラック糸で通常3個連結する。タナは3ヒロ。マメイカは4〜5mの層を泳いでいるという。竿は、7.8mの手竿。昔はマイワシ釣りに使ったが、イワシが来なくなって、マメイカ専用になった。マメイカの当たりは、ウキが下がる、ウキが寝る、ウキがすーっと横に移動する、の3パターンしかないから、分かりやすいとのこと。
釣ったマメイカは、「刺身が最高だね。1匹の身をそのまま握り寿司にしたのもいいよ」。冷凍にして、本州の知り合いにも毎年送って、喜ばれているそうだ。仕掛けは2年使う。今使っているのは、去年作った物だ。「作って楽しく、釣って楽しく、食べておいしく。1つの釣りで、こんなにいい思いができるマメイカ釣りは最高だよ」。その言葉に、釣り歴20年の実感がこもっていた。

広尾でアブラコ惨敗[06/21]


広尾町・宝浜トンネル前カブト岩シーズンが開幕したえりも方面でアブラコを釣ろうと、16日から18日にかけて十勝方面に出かけた。札幌から一気に十勝港まで走り、途中何カ所かで竿を出したが、無残な結果に終わってしまった。一兎を追うものは…ということで、今回は投げ釣りの道具とエサしか持って行かなかったことを後悔した。十勝ではルアーでサクラマスを狙うべきだったのだ。
たまたま会った青年が親切に教えてくれた。楽古川なら、河口の右より左側がいいですよと。右は車も止めやすく、つい入ってしまいがちで釣り人も多い。でも、確率が高いのは左側とのこと。ああ、やってみたかった。歌別漁港で会った釣り人は「ここにも入っているかも」と、ルアーを引いていた。「別の場所だけど、先週いい思いをしたよ。4匹釣った」。場所は、「楽古川より大きな川の河口」とだけ言ってニヤニヤしている。とはいっても、河口規制にふれる場所ではないと言う。「アブラコを釣りに来た」と言ったら、「今サクラマスやんないでどうするの」って顔で笑われた。海は結構うねりがあって、黄金道路はところどころ波が被っていた。こちらで大会を開いた釣り会の人々も苦戦したようだ。
私は比較的穏やかだった広尾町の宝浜トンネル前のカブト岩=写真=に入ってみたが、既に釣られた後だったのかもしれない。腕が悪いとも言える。岩場の上り下りに疲れ果てて、翌日は車の近くで竿を出せる庶野漁港の右岸で試みたが、ここもだめ。いい時間帯に竿を出さなかったともいえるが、それにしても広尾まで走ってボウズとは…。捲土重来。

テレビ番組に出演して[06/20]


よく利用している銭湯の番台のおばさんが、私の顔を見るなり、「テレビ見たよ〜」と話しかけてきた。6月10日(日)午前10時55分から放送されたSTVの番組「D!アンビシャス・熱きどさんこ魂」に私が登場したことを言っているのである。このおばさんは釣りが好きで、同じSTVの「釣〜りんぐ北海道」を見ていたら、番組の予告をしていたそうだ。以来「イカどっかで釣れてない?」なんて、話しかけてくるようになった。
住んでいるマンションの住人にも、「驚きました。有名人なんですね」なんて、声をかけられたり、しばらく会っていない知人、友人など多くの方から連絡いただいた。テレビの力というのはすごいものである。番組のプロデューサーは、放送日がYOSAKOIの最終日と重なったので視聴率を気にしていたが、結果は7.9パーセントで、大健闘とのことだった。釣〜りんぐ北海道とこの番組の視聴者が結構共通しているらしいことと、普段見ない人も、釣りに関係しているからと見てくれたという。放送後、「感動した」などの声も寄せられたという。
友人には、「ちょっと、いつもとは違って、カッコ良すぎない?」とか、「カメラマンは上手だし、うまいこと作るもんだね」と随分冷やかされたが、その方が正解かも知れない。喉頭がんを患い、昨年、恐らく北海道在住者では初めてという喉頭亜全摘という手術を、神奈川県の北里大学病院の中山明仁先生というその道の権威にお願いした。大変、難しい手術だったが、そのお陰で声帯がないのに声が出せるようになった。その話をすると、皆さん不思議がる。声帯を動かすための、いわば司令塔である軟骨が残っているため、声帯の代わりに周辺の組織を動かし、声が出るのである。とはいっても、声帯ではないので、歌ったりすることはできない。
番組では、病気のことも少し紹介されたので、それを知らなかった人たちから励ましを受けた。手術からようやく1年たち、体調も落ち着いてきたので、この手術をもっと知っていただくために、闘病記のブログも始めたいと思っている。番組は私の人生で、1つの節目となった。せっかく救っていただいた命である。自分のためばかりでなく、少しでも誰かの役に立つよう、これからも頑張っていきたいと思っている。番組を見てくれた人、どうもありがとう。

特大を狙え!利尻でソイの船釣り[06/03]


利尻島ソイモニターツアー2日午後2時10分、新千歳空港発の全日空の飛行機で、ニューホリデーが主催する利尻島のソイモニターツアーに参加。初日は利尻に着いてすぐ船に乗り、正味2時間半の釣りで、40cm級のクロゾイを3匹釣った。最大は千歳から来た内藤さんが上げた52cmのシマゾイ=写真=。利尻島の船釣りはまだまだ未開拓の分野だけに、初夏のソイ、秋に予定されているヒラメ釣りもモニターという名目で、料金も3万9800円と手頃だ。鴛泊港では札幌からバスで投げ釣りに来ていた人もいたが、こちらもホッケやクロガシラが釣れていた。ツアーというと団体行動が面倒と思う人もいるかもしれないが、単独では難しい釣りに挑戦できるのもツアーの魅力。詳しいレポートは後日紹介するが、3日は朝から特大サイズのソイを狙うので、乞うご期待!

北海道にとってのサケ釣りとは[05/26]


先日、独立行政法人水産総合センターというところからやって来た人々と会った。サケ釣りの調査をしたいということだった。陸からもどのくらい釣ってるか調べるという。この話を聞いて、「ああ、ついに来たか」と思った。遊漁料を払うとしたら、どのくらい…と続く。やはり、そこにくるわけだ。
サケが自然に生まれ育って、カムバックしてくるわけではないことは、誰もが知っている。元手がかかっているわけだ。長い時間かけて研究して、さけますの孵化事業に税金もいっぱい使って、たくさん帰ってくるようになった。ところが、あんまり獲れすぎて、価格が暴落したのは記憶に新しい。国民は相変わらず抗生物質まみれの養殖輸入サーモンを、脂が乗っておいしいと喜んでいる。サケは国民の貴重なタンパク源であり、足りないほどだ…というなら、まだ分かる。余って仕方がないから、中国にどっさり輸出しているのが現状だ。
では、せめて陸から釣るぐらい、国民の豊かな余暇の形成という観点から還元してもいいのではないか。釣りを知らない人から見れば、ただで釣っているようだが、実際は、1匹のサケを釣るには、釣り道具はもちろん、釣り場へのガソリン代、弁当代など、ばかにできないお金がかかっている。すなわち、内需を喚起し、ある意味さけの高付加価値化をもたらしているのだ。北海道の釣り人がサケ釣りを止めてしまったらどうなるか。釣り上げていたサケを中国に売った売価と、サケ釣りで釣り人が落としていたお金を比較したとして、どちらが多いだろう。お金がストレートに漁業サイドに入る、入らないという観点からだけ論じていいいのだろうか。
水産行政関係者は、そうした感覚では、サケ釣りを見ない。縦割りで、おそろしく視野が狭いのだ。それが職務でもあるのだろう。むしろ、意識的にサケを獲らないで、本州の観光客に釣らせ、旅館でサケの料理を食べてもらい、お土産に糟漬けなどにして持ち帰ってもらうといったことを、地域振興、観光振興の一環として定着化させていったら、北海道のサケを見直す機運も高まり、広義の意味での付加価値も高まるのではないか。道民の財産として、そうしたさまざまな観点からサケを論じる必要があるのではないか。現状のさけ孵化事業を維持する経費を少しでも軽くしたい。それには釣り人から金を取ればいいでは、あまりに短絡的すぎるのではないか。
釣り人の間にも、「ごちゃごちゃ言われるのは嫌だから、カネ払えばいいんだべさ。釣った魚1匹いくらで買えばいいのさ」という声はある。だが、釣りというものを、そんな風にしてしまっていいのだろうか。その先に待っているのは、「小さいから放してあげようという」優しい気持ちではなく、「買ったものだもの、小さかろうが大きかろうが、煮て食おうと焼いて食おうと俺の勝手だ」とか「カネがないやつは釣りするな」「釣りができるのは特別な人間だけ」という、情けない世界ではないのか。漁師さんたちや水産行政も「きれい事、言うんじゃない」と言うかもしれない。だが、言わせてもらえば、釣りはきれい事なのだ。趣味であり、レジャーであり、スポーツであり、さまざま分野への広がりと奥行きの深さを見せる文化なのだから、まさに「きれい事」だし、そうあらねばならないのだ。
仮に陸から釣るサケについても、何らかの金銭を支払うことになっても、その結果、釣りが衰退する方向に向かってはならない。もっとサケ釣りが盛んになり、現状の問題点も改善され、釣り人のためにもカネが使われ、釣り人に喜んで協力してもらえるものでなければならない。北海道の釣りの大きな魅力となっているサケ釣りの、将来が妙な方向にもって行かれないよう、ぜひ注意深く見守ってほしい。

海アメトーナメントに参加して[03/26]


3月25日(日)に開かれた、釣具店の武美とマイロッホ共催による「第1回エンジョイ海アメトーナメント」(対象魚はサクラマスも)に取材を兼ねて参加した。前日から天気が悪くなり、どうなることやらと心配したが、夜が明けたら雨も小降りになり、風も収まった。午前4時半、島牧村の永豊生活改善センターで受付開始。ここは、投げ釣りの全道大会などの会場としても使わせていただいているところ。島牧村は本当に釣り人に優しい。
午前5時30分、実釣開始。私は通称18番のトイレ駐車場に行った。ここは検量場所にもなっている。ビデオを持って行ったので、検量風景も撮りたかったのだ。係の人に、釣れたら電話してくれるように頼んで、近くでルアーロッドを振った。ところが待てど暮らせど、連絡がない。忘れているのかもと確かめに行ったところ、アメマス1匹、サクラマス2匹は持ち込まれたが「みんな小さいから、ビデオなんて…」と遠慮したという。まっ、大きいのが上がるまで待とうと思ったが、後が続かない。私も釣れず、結局この3匹のみと絶不調だった。
参加者56人で3匹である。上位入賞者へのたくさんの賞品も対象者が少なく、大抽選会になってしまった。
でも、釣りというのはこんなものである。ましてルアーやフライで釣るのである。大会前日に精進川の河口海岸で55cmのサクラマスを釣った人に会ったが、「何回も通って、今年初めて」と言っていた。その人も大会には出場していたが、釣れなかった。たまたま釣れた時に、釣りマスコミに取り上げられて、さも釣れているように紹介されるが、実際はそうそう釣れるものではないのだ。サクラマスの船釣りにしたって、年に1回くらい、定数までいくようなことはあるかもしれないが、普段はそんなことはないはずだ。私だって、船のマス釣り歴は10年以上になるが、下手だということもあってか10匹釣ったことなどない。
困るのは、そうしたマスコミのセンセーショナリズムを、釣りを規制する側が、「新聞に書かれているように、釣り人がじゃんじゃん釣っているから、魚が減る。だから規制しなければだめなんだ」と、実態は知りつつ利用することである。私は、規制に関するいろんな会議に出ているが、そんな話をしょっちゅうされる。
一方、読者の釣り人側は、50人の内の1人が釣った話でも、どんと写真でも出ると、今度はその1人に自分がなったような錯覚に陥る。釣り人は決して釣れないとは思わないのだ。釣り情報に「0〜10匹」と書いてあると、「じゃ、自分はせめて半分の5匹ぐらいだろう」と考える。「0かも知れない」とは考えないものなのだ。そして、せっせと竿を振るのである。なんと前向きというか、健気というか。それが釣りのロマンなのだ。
今回の大会も、そんな人たちがスポーツマン精神にのっとり、最後まであきらめずに竿を振った。このことを、行政など規制をかけようという側は、釣り人が大勢でじゃかじゃか釣っているなどと邪推せず、よく理解してほしいのである。

石狩放水路のサケ稚魚[03/20]


サケの稚魚3月15日、石狩放水路の望洋橋下でワカサギ釣りの様子を見ていたら、釣り人の1人が、「ワカサギと一緒に釣れた」と、小さな魚を4匹差し出した。「ヤマベの稚魚じゃないかな」と、その釣り人は言う。確かにパーマークがある。私はサケの稚魚だと思ったが、こんな所で釣れたのを見たのは初めてだったので、ちょっと自信がなくなり、札幌市の豊平川さけ科学館に魚持ち込んで、見てもらった。
答えは、やはりサケの稚魚だった。ヤマベの稚魚も見せてもらったが、尾びれが赤く、サケとの違いは明らかだ。さけ科学館では、3月8日から5月のゴールデンウィークまでの間に、7、8回に分けて18万匹のサケ稚魚を放流している。だが、その稚魚は調査ため、背中の尾びれに近いところにある脂びれを切って放流しているそうだ。ちなみに、魚に麻酔をかけて、パートさんたちが18万匹全部切っているそうである。慣れた人だと1日に3000匹ぐらいこなすそうだ。持ち込んだ稚魚には、脂びれがあった。ということは、石狩川の支流の千歳川で放流したものか、天然ものかも知れないとのこと。
千歳川のものだとしたら、本流の石狩川に入って、直接海に下らずに、また支流の茨戸川に入り、そこからさらに枝分かれしている石狩放水路に紛れ込んだことになるが、「そんなルートをたどりますかね」と、さけ科学館の職員も首を傾げていた。
天然ものだとすると、どこからやってきたものか、これまた謎である。ともかくサケの稚魚が海に下る季節となった。海のアメマス狙いは、フライが有利などと言われるようになり、釣具店ではサケ稚魚フライが品切れになったところもある。海に下った稚魚は、港の中などで一時期過ごすものもいる。チカ釣りをしているときに、一緒に釣れてしまい、岸壁に捨てられているのを見たことがある。さけ科学館では「なるべく、海に返してやって下さい」とのこと。人にとっては、進入学や就職などの季節。サケにも人にも良い門出となりますように。

国際FSを振り返ってA[02/24]


ダイワ・投げ竿・キャスティズム国際フィッシングショーで発表されたダイワの投げ竿、キャスティズム。投げ釣り愛好者のブログのいくつかに、早速、感想が載っていた。いわく「ウ〜ンと頭を抱えた」「385の長さで何を釣る?」「(竿は短いので)初心者でも投げやすそう」「(オレンジ色の)デザインが生理的に受け付けない」「北海道の磯場、特に日本海ではなかなか使えない」「投げ分野の底辺拡大のため?ルアーからの移行狙い?」などと、どちらかというと、懐疑的な意見が多いようだ。価格も竿、リールともにメーカー希望で5万円台。セットで10万円だ。しかしながら、何事も新しいことを始めるにあたっては、抵抗は付き物である。メーカーとしてのチャレンジ精神は評価したい。結果がどうなるかはともかく、話題を提供してくれたのは事実である。
ダイワの投げ竿では、逆に長尺モデルの振り出し竿「ロングサーフ-TV」が磯釣り愛好者に注目されそうだ。5.3メートル、25号から35号まであり、価格もメーカー希望で2万5000円前後と手頃だ。サケのぶっ込み釣りや太平洋のアブ、カジのコマセネット釣りにいいかも知れない。
船釣りの電動リールでは「ハイパータナコン500S」に注目した。スイッチが2個だけで操作が簡単、カウンター文字も大きく見やすい。メーカーの思惑が定年退職する団塊の世代初心者に向いているのは明白だ。
シマノのでは、やはりリールの「ニューステラ」なんだろうな。専用カタログもあり、いろいろ書いてあるのだが、見た目も大きく変わったわけではないし、要するに何がどうなったのかということが、いろいろありすぎるのか、ピンと来ない。簡単に言うといろいろ性能が良くなって、値段も高くなったということだろう。作った方も、特徴を打ち出すのに苦労したという感じがカタログにもにじみ出ている。
投げ竿は大衆向けの「スピンジョイ」が目を引くぐらいで、インパクトに欠けていた。投げ用リールは、遠投用の「スーパーエアロスピードキャスト」だろう。ブースでは菅原隆さんのビデオも流して宣伝に努めていた。真冬のロケとあって、釣っていた魚が痩せたホッケとカワガレイで、ちょっとこけたが…。投げ釣りブロガーには「パワーエアロのボディにドラグ無しのスプール付けただけ」などという辛口の感想と、「テクニウムMGより少し重い(530g)が、スムースな回転や巻上げはなかなか良いものかも」といった好意的意見とで二分しているといった印象だ。
がまかつは投げの「競技スペシャル」に29号を追加した。今までは30号までだったが、実際はそれより硬いそうである。表示上は1号しか違わないが、いかにもがまかつらしいこだわりだ。
エイテックは、ルアーロッドのニューブランド「TAILWARK(テールウォーク)」や電動リールの「ポラリスX」シリーズなど、北海道向けということだけ考えれば、使えそうなものがいろいろあって、一番充実していたように思う。高級感があるのに価格はリーズナブル。こういう製品が実際は一番売れていい気がする。ブースの説明用の張り紙に間違いがあって、手書きの文字で書き直してあったり、タグが間違っていたり、カタログに製品が載っていなかったりと、ショーに間に合わせるのに大忙しだったに違いない。総合メーカーとして、他社と比較すれば、カタログもアカ抜けないし、なんとなく雑然としてとらえどころない企業イメージだが、したたかさも感じるというのが、弱さであり強さなのかなと思った。
これらのメーカーの新製品が釣具店の店頭に並ぶのは3月から4月に掛けて。皆さんの目当ての品はありましたか?

国際FSを振り返って@[02/24]


国際フィッシングショー毎年恒例の取材として、横浜で開催された国際フィッシングショーに行ってきた。それも9日の開幕から11日の閉幕1時間前までいた。とにかくすごい人出だった。入場者数は、3日間トータルで5万5,798人。対前年比114%増、目標の5万5000人もクリアした。主催者は万々歳だったに違いない。3連休に絡めたこと、天気も良かったし、向こうでは景気も上向いているのだろう。ブースでは、お客をつなぎ止めようと、有名釣り人のトークショーや、スタンプラリーなどの参加型のイベントも目立った。地元の漁協や中央卸売市場の協力で魚介類を使った食事ができるコーナーも作られ、行列ができた。昨年よりも内容的に充実していたと思う。まずは成功を祝福し、関係者の努力に敬意を表したい。
9日の午前10時から午後2時まではマスコミとバイヤーしか入場できななかった。午前中に第2回クール・アングラーズ・アワードの表彰式が行われた。これは要するに「ミスター釣り」である。今回はお笑いコンビのロンドンブーツ1号2号の田村亮さんが受賞した。昨年も思ったが、どうせなら一般客の時間帯でやれば、もっと話題になったのではないか。相手がタレントなのでお金の問題もあろうが、表彰して終わりというのなら、それも寂しい気がする。釣りのピーアールのための、有効活用の道を探ってほしい。
今回の出展者は146社・団体。ただ漫然と眺めるだけとか、好みのブースだけなら、1日あれば十分だが、ひととおり取材するとなるとそうもいかない。もちろん北海道に関係のありそうなところだけに絞ってはいるが、細かく見ながら、トークショーも見物したりしていると、総合メーカーのブースだけでも一日つぶれてしまう。以下、総合メーカーだけだが、感想を述べてみたい。
まずダイワのブースをのぞいた。北海道関係といえばまずは投げ釣りだ。投げ釣りコーナーの看板には、「CAST´ISM(キャスティズム)」という見慣れない文字が大きく書いてあった。これは要するに投げ釣りでもっといろんな釣りをしませんか?というダイワからの提案である。そのために、並継で23号から30号まで3m85の専用竿と、専用のリールも作ったというわけである。例えば、これでエギを飛ばしてイカを狙う。飛ばしウキで疑似餌を引いて回遊魚や根魚を狙うといった釣りを想定している。基本的には、1本竿で手に持って釣る攻めのスタイルのようだ。投げ釣り愛好者はこういう釣りをどう思うのだろう。(つづく)

吉崎昌一先生の思い出[02/20]


国際フィッシングショーの話をする予定だったが、悲しいニュースが飛び込んで来たので、そちらを先にしたい。
2月20日午前2時、あの吉崎昌一先生が亡くなった。1978年にスタートした札幌豊平川のカムバックサーモン運動は全国に知られた。その活動で中心的な役割を担い、サケは見事に帰って、川は今ある姿となった。この運動がきっかけとなって、環境保護活動の大切さが、改めて注目されることにもなった。考古学者で元北大教授。一方では釣りをこよなく愛し、1992年から2001年まで(財)日本釣振興会北海道地区支部支部長、北海道釣り団体連合会会長など釣り団体の要職を歴任した。その幅広い見識は、まさに北海道の釣り界の頭脳と呼べる存在だった。
私にとっては、大学の大先輩でもある。たびたび自宅にも遊びに行った。美食家で、台所で自ら腕をふるっては、訪れた人に振舞った。家に小さなワインセラーがあるほど酒も好きだった。
知り合って間もない頃、昨年亡くなった「釣〜りんぐ北海道」の捧敏夫さんが経営していたすすきの店で、「君、ホッケもフライで釣れるのを知っているか」と聞かれて、そんな釣りもあるんだと驚いた。学者として世界中を旅していただけに知識や人脈が豊かで、話もおもしろかった。
2003年5月の連休中に、私は積丹の幌武意沖でマスを釣った。先生に食べてもらおうと、共通の知人である飲食店のマスターに魚を託した。マスターは先生の自宅でそのマスを料理した。その日の夜、先生は倒れた。それから、4年近くほとんど寝たきりの闘病生活が続いた。当時、私が編集長をしていた釣り専門紙に、無理を言って連載をお願いしていたが、それも体に負担をかけていたのではないかと、今でもすまなく思っている。かつて一度倒れた後、驚異の回復力で元気を取り戻したことがあるだけに、今回も…と期待したが、帰らぬ人となった。心からご冥福を祈りたい。親族の意向で、通夜や告別式は行わないとのこと。後日しのぶ会が開かれるようだ。

納豆騒動に思う[01/31]


納豆でダイエットできるとテレビが放映したら、スーパーの店頭から納豆が消えるという国ニッポン。いかに、自分が太っていると思っている人間が多いかである。こんな国で、食料の確保を叫んでも、理解されるはずがない。
国が水産物の自給率を上げようと言っている足元で、せっせとサケを輸出している。ダイエットを気にする国民にこれ以上食えと言っても無理である。たぶん食う物がなくなるまでは、だめだろう。それも、金を出せばなんとかなるうちは、だめだろう。金のありがたみが分かるだけで、食い物のありがたみまでは思い至らないだろう。いくら金を積んでも食えなくなったら、ようやく分かるに違いない。でも分かった時には、飢え死にする人が山ほどいて、この世の地獄だろう。
テレビの番組ごときで、同じ行動をするのも不気味だった。知らず知らず自分もその一人になっていることに慄然とする。考えているようで、何も考えていないのだ。テレビ局、とくにキー局となるところも少なすぎる。テレビ局の数が今の100倍ぐらいに増えて視聴率も分散すれば、「そんなこと言ってる局もあったみたいよ」ぐらいで済んだことだろう。新聞や雑誌で同じ報道をしても、同じことが起きただろうか。活字メディアを出すのは自由だが、テレビは許認可制だ。その弊害が、今度の納豆不足を招いたのだ。テレビ局の罪より国の政策ミスの罪である。早急にテレビ局も原則自由化すべきだろう。そうなれば、どこも似たようなバカな番組ばかり、ということはなくなるだろう。
キー局のテレビマンの給料が高いので驚いたことがある。それを維持するために、制作を下請けに安く発注して、ついでに責任もなすりつけながら、利益を大きくするのだろうが、それも企業努力と呼ぶのだろうか。そう思えないのは、自分でやるしかない者のただのやっかみだろうか。昔から何かの権益によって守られている者は、甘い汁を吸っているものである。それが普通の企業並になったとき、番組内容もまともになるのかも知れない。

釣り業界の結束力[01/24]


北海道釣魚連盟の総会20日(土)、21日(日)と、所属する釣り団体の役員として、釣り関係の催しに出席した。20日は「北海道釣り人交流会」。今年で6回目となった。6年前に「釣り人はまとまりがない。釣り業界なんてあるの?」という行政の声にカチンときた人間が何人かいた。「少しは存在感を示してやろうじゃないか」というのが、開催のきっかけだ。
しかし、釣り業界は不景気の坂を転げ落ちていた。行政にそう思われても仕方がないほど、身内にすら冷淡な人々は少なくなかった。「続けてきたのは意地」という関係者もいる。今回は、今までになく盛況だった。出席者は約150人(会費5000円の第2部)。「たったの…」という人もいるだろう。だが、その多くは北海道の釣り界をリードする人々だ。その影響力は小さくない。
今回は第一管区海上保安本部の職員も参加し、ライフジャケットの重要性を訴えた。参加した本州のあるメーカーの社員は「北海道は皆さん仲がいいですね。こんなイベントをやっているのはここぐらい」とうらやましがっていた。釣り具メーカーなどの協賛もかなりの数で、知名度は確実に上がっている。開催を継続してきた関係者の努力に敬意を表したい。

21日は、北海道釣魚連盟の総会に来賓として出た。ここでも海上保安庁の人々と会った。同連盟がライフジャケット着用推進モデル団体の第1号に認定されたためだ。同連盟の長嶋乾蔵副会長に高橋努小樽海上保安部長から認定書が手渡され、着用宣言が行われた=写真。船釣りなら着用は当たり前だが、磯釣りでも着用を義務化するというのである。同連盟は北海道最大級の釣り団体でもあり、一般の釣り人への影響も大きい。この取り組みは北海道の釣り全体の歴史の中でも、まさに快挙といっていい。小樽海上保安部のトップが訪れたことからも、その期待の大きさがうかがえる。
私も、釣り人の海中転落などによる死亡事故には、以前から関心を寄せていた。年間の事故の状況や件数などについて調べて、発表したこともある。事故の多さの割りには、世間の関心は薄かった。「釣り人はよく死ぬんだよね」と新聞社の幹部に言われたこともある。珍しくないから、死亡記事の扱いは小さいのだと。釣り業界も、イメージダウンを恐れてか、見て見ぬふりをしてきたきらいがある。
しかし、考え方も変わりつつある。シートベルトをするようになったからといって、自動車がイメージダウンしたとは思えない。釣りもきっとそうなるに違いない。今回の着用宣言は、間違いなく釣り人の安全への大きな一歩である。ライフジャケット着用に取り組んできた一人として、そんな思いが胸をよぎり感無量だった。

日釣振の釣りの友[01/12]


ちょっと遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。釣り友も、スタートして早一年となりました。この間に公私共にいろいろなことがありましたが、なんとか2年目を迎えることができました。私も有名になったもので、釣り場で取材をしているときに、私の顔を知っている人から「挨拶がない」などと怒られたりしちゃいました。ほかにも失礼したケースがあるかも知れません。どうぞお許しください。本人はそんなに悪い人間ではありません。逆に気付いたら気軽に声をかけてください。よろしくお願いします。
ところで、新年早々、私が所属する釣り団体で、「釣り友」にもサイトを併設している日本釣振興会北海道地区支部の歴史をたまたま調べていたところ、昭和58年からの一時期に同会が機関誌を出したことが分かった。その頃は、私は所属していなかったし、今はもう出していないので、その存在についてはまったく知らなかった。
で、驚いたのは、機関誌の名前である。「釣りの友」というのだ。なんと我がサイトにそっくりではないか。私はサイト名を考える時に随分あれこれと悩んだ。知っていたらそんなに悩まなかったかも知れない。25年ほども前に同じような発想をした人がいたのだ。そして、偶然にもその会の機関誌にあたるサイトを、今「釣り友」で運営のお手伝いをしているのである。何か因縁めいたものを感じた次第です。機関誌の名付け親は一体どなたなのだろう。同会は再来年に30周年を迎える。そんなこともありその点についても調べたいと思っている。

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