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ヤマミッチーの釣り人万歳 [2006年記事一覧]


2006年を振り返って[12/31]


会員の皆さん、今年一年「釣り友」をご利用いただきありがとうございました。
釣りサイトは、ビジネスで行っているものや個人が趣味で行っているものなど、今や花盛り。それだけ、釣り愛好家が多いということだろう。その中で、いつも見てもらうサイトであり続けるには、頭と体を使い続けなければならないということを痛感した一年だった。ちょっと病気になったこともあって、辛い時期もあったが、なんとか続けてこられたことを感謝している。これからもぜひ応援してほしい。
辛いこともあったが、最後に嬉しいこともあった。9月にニューホリデーの釣りツアーで利尻島に行った折、船の上で何枚か写真を撮った。そのうちの一枚を第1回利尻島写真フェスティバルに応募したところ「準優秀作品賞」に選ばれた。立派な賞状と利尻島での宿泊券、利尻コンブなど特産品の詰め合わせも送られてきて大感激。作品は、利尻島のフェリーターミナルや利尻富士町のホームページでも紹介されるという。利尻島は観光客にもっと来てもらおうと頑張っている。この写真コンテストや利尻島サーモンフィッシングフェスティバルというイベントも今年初めて開かれた。来年の5月には、ニューホリデーがソイ釣りツアーを企画しているので、一緒に行って写真を撮り、2回目のコンテストに応募してはどうだろう。ちなみに応募した写真はこちら
では、皆さん良いお年を。来年もよろしくね。

携帯電話とオモリの関係[12/05]


「風が吹けば桶屋がもうかる…」という落語をご存知だろうか。それにあやかると、今、釣り業界では「携帯電話がはやると、オモリが高くなる」である。
釣りに欠かせないオモリの原料である鉛不足が深刻になってきた。鉛の値段が急騰したたために、末端の製品価格にも影響が出始めた。すでに一部のメーカーはオモリの値上げに踏み切っている。低気圧で大きな被害が出たサケの定置網。新しく製造するには大量のオモリが必要だが、その注文にも応じ切れないほどという。
釣り業界関係者によると、経済成長により建設資材などの物流が集中している中国に原因があるらしい。一体何に使っているのだろうか。実は携帯電話に関係しているのだという。携帯電話の急速な普及により、電波の中継施設も必要になってくるが、停電になると施設が使えなくなる。その代替電源としてバッテリーを用意しておく。バッテリーには鉛が大量に使われていることはよく知られている。広大な中国では中継局もたくさん必要になる。というわけで、鉛の輸入が急増しているのだという。
携帯電話の普及は中国だけではない。周辺のアジア諸国も同様だ。品薄状態は短期間ではなさそうだ。もはや、たくさん鉛を使う大型のオモリから他の原料、例えば鉄などに切り替えなくてはならない状況という。鉛は環境問題が絡むので、代替原料への転換の研究も進められている。原料不足は脱鉛への追い風になる可能性もある。しかし、釣り人にとっては、原料は何になろうと、大幅な値上げだけは、避けてもらいたいところだ。でなければ、昔のように袋に砂や石を詰めてオモリにしていた時代に逆戻りしてしまうかも。

釣りでもっと観光振興[11/24]


23日、東京池袋のサンシャインシティで「北海道暮らしフェア」というイベントが開かれた。少子高齢化で人口が減っている地方の町村の問題が浮き彫りになっている中、大量に定年退職する団塊の世代をターゲットに、老後を北海道で暮らしてもらおうというのが狙いだ。
このイベントで、私に、セミナーの講師をしてくれと依頼があった。北海道の魅力の一つである釣りについて、30分ほどと短い時間だったが、しゃべってきた=写真=。それだけじゃ寂しいので、会場内に、日釣振道支部のパンフや、雑誌「北海道の釣り」「ノースアングラーズ」なども置いてもらった。動員目標は5000人ということだったが、最後までいなかったのでどうなったか、定かではない。
私は前々から、釣りを北海道の地域振興や観光振興に生かすべきだと主張してきたので、こうしたイベントでお呼びがかかったのは、大変うれしく思った。住んでいると当たり前のことだが、東京のように自然の多くが失われている所にとっては、海がすぐそばにあって、カレイやホッケが100匹も釣れるというのは驚きに違いない。内陸部だって、沼ではでかいヘラブナが釣れるし、川にはヤマベやイワナもいる。その辺を、過疎に悩む町村はもっと自慢しPRすればいいと思うのだが、テーマパークみたいなものに頼って、最後はパンクさせてしまう。
それぐらいなら、例えば、なるべく自然をいじらない「磯遊び公園」を作ってはどうか。子供たちやファミリーが自由に自然観察をしたり、釣りを楽しんだりする場所を確保し、カネはその維持のために使うのである。磯で遊んでいたファミリーを地元の人間が「海藻の密漁してじゃないか?」とどなっているのを見たことがある。北海道とはいえ、今どきはそんなことがあるし、海岸は護岸の消波ブロックだらけで、気軽に海岸にも近づけなくなってきた。安心して磯遊びができる場所があれば、きっとうけると思うのだが。
釣りに理解のある町村でネットワークを作って、「もっと釣りにおいでよ北海道」といったキャンペーンもやりたい。滞在型、目的型観光にも釣りは最適だ。こんな話を事あるごとに関係のありそうな連中に話すのだが、ポカンとした顔や眠そうな顔をされる。いまだに明日食う米もなくなりそうな北海道の景気。「何言っちゃってるの」が本音だろう。道はまだ遠そうだ。

サケの未成熟は美味?[11/10]


ある新聞に、「どこだかの店でメジカを使った定食が好評」という記事が載っていた。メジカとは秋サケすなわちシロザケなのだが、その中でも特に未成熟なものを指すと書いてあった。
「未成熟だから」脂の乗りが良くておいしく、好評なのだという。専門家ではないので、詳しいことはよくわからないけれど、例えばシロザケのこの手の別名にはケイジとかトキシラズなどというのもあって、一匹何万円もするような高級魚として扱われている。これに対するおいしさの説明も、若くて未成熟だから脂が乗っていておいしいと聞かされてきた。
で、前々から何か変だなーと感じていた。普通は、「成熟しているから」脂が乗っていておいしいというのではなかろうか。若くて未成熟なのは、例えば、果物なんかでも、まだ熟してないから青臭くておいしくないと言ったりするわけである。人間の場合も腹の周りに脂が付いてくるのは主に中年からだ。もちろん未成熟だからおいしいという場合もある。ラムや若鶏は若いから肉が柔らかくておいしいとは言っても、脂が乗っているからとはあまり言わないような気がする。
脂が乗っているというのは、もはや十分成熟していることなのではあるまいか。河口近くをうろついているサケは脂の乗りはさほどでもなく、そういう意味でのおいしさはあまりない。川はサケにとって終着点だから、その近くにいるのは年寄りなのだという説明を専門家から受けたこともある。卵や長旅で栄養を取られて、身は脂が抜けてパサパサしているからおいしくないという人もいる。サケの場合は卵や白子、特に卵が立派に成熟していることが基準と言われればそれまでである。イクラ丼王国のイクラ中心主義は、おいしさの説明に対する多少の違和感などには頓着しないのかも。

シャコ釣りは面白い?[10/21]


シャコ釣りは、場所によっては漁業権の侵害になるので、十分注意しなくてはならない。一般には釣ってはいけない、というイメージが浸透しているようで、漁業権の侵害に当たらない場所でも、何となく内緒で釣っているムードが漂っている。札幌市内のある釣具店を訪ね、「シャコ仕掛け置いてないの?」と聞いてみたら、「一週間ほど前に、ある漁協が仕掛けメーカーのS社に文句を言ったので、うちでは置いてません」という。S社に聞いてみたら、「うちでは作っていない。そんな話になっているのですか…」と驚いていた。イメージダウンも甚だしいというわけだ。そんな説明をお客にさせているとしたら、その釣具店の店員の勘違いとはいえ、社員教育にも問題があるようだ。
札幌郊外の釣具店で、シャコ仕掛けを見付けた。置いてあったのはR社とG社の製品だった。R社のはヤマメ針の孫針方式で、G社のは秋田狐3本針のチラシ方式だ。釣り場で聞くと、手作りしている人も多い。針が小さいので、ハゼも釣れるという。エサはイソメを小さく切って付ける。当たりは全然ないそうで、頃合いを見はからって、竿を持ち上げて重かったらリールを巻く。「今日はまあまあ」という人は、半日粘って5匹だった。そんなに面白い釣りではなさそうだ。

ロックフィッシュ大会に参加してA[10/20]


15日に参加したマルキュー主催のロックフィッシュの釣り大会の感想の続きを。
この日はたまたま上位に入賞してしまつたが、それが目的だったわけではない。前から大会の運営に興味があったからだ。マルキューは全国で各種の釣り大会を行っているだけあって、さすがに手馴れたもので、トラブルもなく整然と進行した。沖堤から船の送迎によるトイレタイムも何回かあって、女性も安心だ。選手はバーコードで管理され、審査時の成績入力も実にスムーズだ。それより何より、最大の特長は、釣った魚を生かしておき、最後にリリースすることだ。
選手たちがスカリを海中に沈め、そのロープを手に持って審査の順番を待っている姿はこの大会ならではだ。当日は決してコンディションが良かったわけではないが、ある程度技術を持った人たちが一度に100人も釣りをすると、結構な釣果になる。小樽港の島堤では正直言って、釣れるのは上位のラッキーな数人で、ほとんどの参加者はボウズだろうと思っていた。1人2、3匹の釣果でも100人が手にすれば、すごい量だ。それが一度にいなくなるか、再び海に戻るかでは大きな違いだ。私も釣り大会の運営に関わっているので、今後は魚を生かして審査するという方法を考えてみたいと思った。
ロックフィッシュは釣りスタイルがカマートだ。軽装備で気軽な釣りなのも、若者にウケるのだろう。大会で入賞したために決勝大会の出場権を得たが、開催日に私がパネラーを務める会議が重なり、出場を辞退した。マルキューの担当者には、「若者が多い大会なので、いい意味で年配者にも頑張ってほしかったのですが…」と惜しまれた。やれやれ私も、もはや年配者か…。
それはさておき、ロックフィッシュは若い人がやるものというイメージで固まってしまうのは、主催者も危惧するところのようで、今後の改善点でもあるようだ。現在の愛好者も、いずれは年配者になるのだから。

ロックフィッシュ大会に参加して[10/17]


15日に小樽港沖堤で開かれたパワーオーシャンカップロックフィッシュトーナメント北海道ツアー第3戦(主催・マルキュー)に参加した。結果はなんと5位(4、5位は同重量だったため、ジャンケンで順位決定)入賞    参加者はジャスト100人、このうち68人が審査対象の魚を提出するというハイレベルな戦いだった。
本格的なロックフィッシュの大会に参加するのは初めてだったが、ワーム自体はロックフィッシュブームが来る前の10年以上前から使っていた。昔は「生エサを触るのが苦手な人はワームが便利」というのが宣伝文句だったのに、今ではそのゲーム性を楽しむ若者がワームでのロックフィッシュを楽しんでいる。15日の参加者も学生から20代、30代が目立ち、私(53歳!)が平均年齢を引き上げていたかもしれない(ゲストで来道した田辺哲男プロも48歳だから、どちらかというと私に近い年齢だが…)
ロックフィッシュの大会は投げ釣りなどの大会と違ってルールが特別だ。今回、審査は25cm以上のアブラコとソイ、15cm以上のガヤ計3匹までの総重量。釣った魚は審査終了まで生かしておくことが原則で、死んだ魚は提出してもポイントがマイナスになる。キープも3匹までなので、釣れた魚はスカリや酸素を入れたクーラーなどで生かしながら、それより大きなサイズが釣れたら1匹を放して入れ替えする。検量は沖堤の上で行われ、参加者は魚の入ったスカリを海に沈めながら、検量所まで並んでいるという具合。検量が終わると、すぐに魚を海に返すため、表彰式の会場には魚は1匹も存在しない。釣り過ぎず、資源を大切にというのがロックフィッシュ大会の基本ルールなのである。
パワーオーシャンカップはロックフィッシャーにとって憧れの大会らしく、今期第3戦(2戦は中止)の上位20人が11月のマスタークラシック大会に出場し、チャンピオンを決定する。私も今回の大会で、その20人に選ばれてしまった。表彰式では上位5人に「ワームの選択は?」などのインタビューがあったが、私が使ったのは倉庫に眠っていたエコギアの旧製品ばかり。「ピンク系の小型のやつ、緑でラメの入ったもの」なんて返答だったから、司会者も「あー、昔ありましたね〜」と戸惑っていたし、参加者は「なんだ、あのおじさん?」と思ったかもしれない。しかもロッドは昔、500円で買った6フィートのルアーロッド!? ラインはナイロン2号でリーダー無し。
ロックフィッシュに限らず、釣りのスタイルは人それぞれ違っていて構わない。安い竿でも高い竿でも、魚が釣れた時の喜びが味わえればいいんだから。

チカ釣りが出来なくなる日[10/12]


北海道で獲れたサケが中国などに輸出されているのはよく知られている。代わりに、日本人は紅サケやトラウトサーモンなど添加物まみれの養殖モノのサケを輸入し、食べている。長い間、国の予算をつぎ込んで成功させた放流事業の成果が、国民のたんぱく源として利用されず、単なる経済行為の道具として扱われていることについて、サケに特別な感慨を抱いている人々はやり切れなさを感じるという。
かつて、サケの孵化事業に人生を捧げた年配者の一人も、「私がやったことは、一体なんだったのだろう」と嘆く。最近でこそ、関アジや関サバに学べとばかりに、国内市場に向けたサケのブランド化に取り組むケースも表れてきたが、果たしてどこまで通用するやら。地元のサケの高付加価値化に地道に取り組み、成果を上げている佐藤水産・サーモンファクトリーのような企業がもっと現れてほしいものだ。
ところで、中国に輸出されているのは、サケばかりではない。国内で市場価値がなかったり、低かったりする手のひら以下の小型カレイや大チカまで輸出しているのである。しかも、毎年のように何10トンもである。釣りの規制について論じる会議で、漁業者代表の漁協の専務理事は「我々はカレイは網目を大きくして小型は獲らないようにしているのに、釣り人はそんな小さなカレイまで持って行く」と非難したことがあった。ところが、その元締めであるぎょれんあたりが、その小型のカレイの輸出に積極的だというから、資源保護が聞いて呆れる。今や消費大国の中国なら、何でも食べてくれるだろうということで、まるで重箱の隅を突くようにして魚を獲っている。一方で、例えばこれからその成果がどうなるかも分からないマツカワ(タカノハ)の放流事業においても、釣り人に対し、35cm未満については釣ったらリリースせよ、と規制を打ち出した。まだどうなるかも分からないのにである。
道水産林務部が発行しているフィッシングルール2006には、資源保護協定で漁業者が規定している魚種とサイズに「マガレイとソウハチは全長18cm未満」とある。輸出している手のひらより小さなカレイというのは一体何ガレイで何センチなんだろう。それが何10トンというのは、一体どれぐらいの数に上るのだろう。釣り人には放せと言い、自分たちは積極的に獲っている。
ファミリーが岸壁で楽しんでいるチカ釣りも、いずれ出来なくなる日が来るに違いない。「カレイもチカも大切な輸出魚種だから放せ」と。。

利尻のヒラメB[09/21]


ホテルに戻って温泉につかり、海の幸尽くしの夕食に舌鼓。利尻島のヒラメは評判が高く、今月20日〜30日の11日間に上がったヒラメを“日本一味がいいヒラメ”といってキャンペーンも行っている。そのヒラメをはじめ、ホッケ、ホッキ、ボタンエビなどの刺し盛りは2〜3人前はありそうなボリュームだった。品数も、これでもかっ! という感じで、次々に出てきて、半分ぐらいで満腹になってしまった。
ほろ酔い&上機嫌の私たちはこの時もまだ「明日は何とか出港できるだろう」と思っていた。ところが、明け方近くに急に風と雨が強くなり、船長さんの予想は的中。さすがに地元の漁師さんだと感心しながら、仕方なく、飛行機の時間までサケ釣りをすることになった。
周囲約63kmの利尻島には、まともな川は一つもない。湧き水が流れる名もない川が鴛泊から車で15分ほど南下した旭浜漁港の右岸に流れている。この河口や、そこから10分ほど行った鬼脇港にこの時期、サケが群れている。水産資源確保のため、島で放流したサケが帰ってきたのだ。旭浜の河口でウキルアーの竿を出した仲間は6回ほど掛かったが、全部スレで、その都度、3号のラインが切れてしまったという。
私も鬼脇港内のポイントで、カツオや紅イカをエサにしたウキルアー釣りをしてみた。背ビレがあちらこちらに見えるほど群れは濃いが、ルアーには見向きもしない。一緒に竿を出した仲間も釣れなかった。地元の人の話では、「新しい群れが入れば釣れるが、しばらくたったのは、すれてしまってダメだ。しかも、新しい群れが入ると、漁師が網を入れて、ごそっと獲っちゃうからね」とのこと。チャンスはいつもあるわけではないようだ。
魚のお土産はなかったが、旅行会社の配慮で、この地元のサケの生イクラを水産会社から頂戴し、第1班のモニターツアーは終了した。
というわけで、第2班の人たちからの朗報を待ってます。ヒラメは間違いなくいるので、きっと釣れるはずです。最後まで読んでくれた皆さん、今度はあなたが利尻に行って、ヒラメかサケを釣ってきてください。利尻のヒラメは本当においしいですから。

利尻のヒラメA[09/21]


9日の昼過ぎに新千歳空港からANAのDHC8というプロペラ機に乗る。YS11などに比べると、音が静かでよろしいが、荷物を入れる収納スペースに誰かが必ず頭をぶつけるという天井の低さ。どういうわけか、客室乗務員が2人とも背が高くて、モデルみたいにスタイルも良く、しかも美人! (帰りの便の2人もやっぱり美人!)ジャンボの東京行きなんかの乗務員よりレベルが高く感じた。それはともかく…
利尻島は夏場はウニなどの海の幸を目当てにした観光客で空の便も盛況だが、シーズンを過ぎると、飛行機もガラガラ。なんとかもっと飛行機を利用してもらうたいという思惑も、今回のツアーの背景だった。美人の客室乗務員を配置しているのも、ひょっとしたら、そうした対策の一つなのかも(ンなわけないか?)
釣りツアーは荷物がどうしても多くなる。私も今回預けた手荷物が4個になってしまったが、多分ツアーの事情を関係者が配慮してくれたのだろう。嫌な顔一つせず、すんなり積み込んでくれた。利尻空港には1時間で到着。出迎えたホテルのバスで現地に向かう。船が出るのは、鴛泊(おしどまり)港。ホテルの住所が鴛泊港町というぐらいだから、すぐ目の前だ。
ホテルが着替えをして、今回お世話になった明宝丸に乗ったのが午後3時。船は南東へと向かった。ベタナギの海を45分ほど走り、ポイントに到着。北海道の本土が結構、近い距離だ。船長さんに「ここはどこら辺?」と聞いたら、「稚内の勇知という所と利尻の中間辺り」とのこと。水深35mから50mぐらいまでのポイントを何ヵ所か探り、バケを振ってみたが、全員ヒラメの当たりは無し。バケをゆっくりと振ると、大小のフグが襲ってきて、エサのオオナゴがズタズタになってしまう。中には50cm級のフグもいた。
地元の漁師はヒラメは延縄で獲っていて、船が出れれば毎回水揚げがある。ホテルの夕食にはその日に水揚げされたヒラメの刺身も出た。このヒラメを何とか釣ろうというわけだが、そんなに甘くはなかった。船長さんは帰りに、ホッケやソイが釣れたという水深30mのポイントに案内してくれたが、タイミングが悪かったのか、ここもパッとしなかった。船長さんは、愛想はそんなに良くないけれど、フットワークはいいし、客の動きもよく見てくれていたので、釣れなかったのは本当に残念だった。その船長さんが、利尻富士の上にかかった雲を見て、「明日は出られないな」と言った。私たちは「こんなにいい天気だし、天気予報でも明日の午前中ぐらい何とかいけそうなのに…」と思ったが、船長さんはさすが海の男だった。つづく

利尻のヒラメ@[09/21]


9月9日、10日。釣りツアーに熱心なニューホリデーの利尻島ヒラメ釣りツアーに同行した。利尻島のヒラメ釣りは、釣り物としてスタートラインに就いたばかり。「ヒラメはバケって道具で釣るんだってね」と、釣り事情を知らない地元の人たちを相手に計画が進められた。従って、ツアー参加者もモニターという立場で、「釣果の方は保証しません」という条件付き。だからというわけではないが、島へは往復飛行機という豪華版    しかも、船代、宿代などすべて込みで4万円ちょっとという安さである。
私を含め第一班の6人は勇んで船に乗った。ところが、天候に恵まれず、船が出たのは初日の9日だけで、時間も3時間ほど。結論から言うと、ヒラメは顔を見せてくれなかった。本当なら、もっと早く報告したかったのですが、釣れなかったことがツラくて、原稿を書く手が進みませんでした。「なぁんだ、釣れなかったんだ」と思った人は、この先読まなくてもいいですよ。とにかく、釣れなかったのは事実ですから…
でも、9月29日、30日にツアー第2班がチャレンジすることになっていて、水温などの条件も違ってくるので、ヒラメが釣れたら今回の話も決して無駄にはならないと思う(と、負け惜しみ)。で、当日の模様をお伝えしようつづく

高級魚?ガンジ[08/12]


すすきのの活魚料理店の水槽にスーパーでは見かけない魚が泳いでいた。店主はフサギンポだという。釣り針にもたまに掛かることがある。体型は長くて、少々グロテスク。まず食べないで、捨ててしまう。この店では刺し身で出すそうだ。
道東の方の市場でも売られている。大きいものでは7、8kgにもなるというから、これはボウズギンポという種類のようだ。脂があって、肉質はギンダラ風とか。札幌などのホテルやフランス料理店の食材として引き合いがある。
これらの魚を、釣り人はひとまとめにして“ガンジ”と呼ぶ。タウエガジ科のナガツカという魚を釣って、天ぷらにしたことがあったが、上品な白身でとてもおいしかった。ガンジにはたくさん種類があって、全て利用できるわけではないが、将来の高級食材候補も埋もれている。
ガヤだって、昔は誰も見向きもしなかったのに、いまや高級魚だ。そんな出世魚は結構ある。深海魚のオニヒゲという魚もグロかったが、刺し身は見た目も味もまるでマダイだった。「気持ち悪い」だけで嫌わずに、釣れたら一度、食べてみてはどうか。ただし、先ほどのナガツカの卵は毒があるので要注意だ。
※写真は浜厚真沖で釣れたフサギンポ。クネクネして確かにグロテスク。釣り人はオールリリースだが、一度料理店に持ち込んで食べてみてはどうだろう。

釣り保険のマナー[07/18]


万が一の事故のために、釣り保険に加入している。といっても、これまで一度も保険を使ったことはなく、毎年更新のたびに8000円ほどの保険料を払っている。今年も更新時期がやって来たが、保険会社の担当者が、「実は釣り保険が廃止になりまして」と言う。正しくは釣りやゴルフ、スキーなどのスポーツのための傷害保険に変更されたのだが、その理由に驚いた。
「ここだけの話なんですが、釣りの保険請求があまりに多くて、保険会社が悲鳴をあげたようなんです」

釣行中、ちょっとした不注意や不可抗力で釣具が壊れることはよくある。その時、保険で直そうという発想が私にはほとんどなかった。ところが、加入者の多くは明らかな自分の不注意でもマメに保険を使うらしい。加入者としては正当な権利だが、実際は新しい釣具が欲しいために、ちょっとごまかして請求するケースが多かったようだ。つまりは保険金詐欺?その担当者は「私の口からそのようなことは言えませんが…」とたじろいでいた。

保険会社にもよるだろうが、私が加入している保険は、もし釣具の損害が生じた場合、その時価に基づき損害額を支払ってくれるという。釣りをしている時の自分や他人のケガはもちろん、買い物中に高価な商品を壊した時なども保障の対象だそうだ。保険は生命保険も損害保険も使わないに越したことはないが、備えあれば憂いなし。日本釣振興会でも入会すると釣り保険が付いてくるので、どこにも加入していない人にはお勧めだ。もちろん、保険を請求する場合は正当な理由で、が釣り人としてのマナーだろう。

「釣り友」はラッコの登録商標です[07/11]


「釣り友」がサイト運営会社有限会社ラッコの登録商標として、正式に認定され、特許庁から商標登録証が送られてきました。登録第4963149号

商標法によると、商標の保護は「その商標を使用する者の業務上の信用の維持を図り、もつて産業の発展に寄与し、あわせて需要者の利益を保護することを目的とする」とあります。商標を保護することで、その商品やサービスの出所が分かり、品質を保証する機能や広告機能を持たせ、商標を使用する者の業務上の信用の維持を図ることを通じて、需要者の利益を保護しようというものです。平たくいえば、「釣り友」の商標を利用して、商品やサービスを提供できるのは当社だけというわけです。

釣り友の商標は第41類で登録され、釣りに関連するあらゆる商品やサービスの提供が対象になっています。登録手続きは専門の弁理士にお願いしましたが、この区分が面白く、思わず笑ってしまいました。釣りに関する書籍の制作や釣り大会の運営、釣りゲームの提供、釣り資格の検定や釣り船による釣り場の案内などは、いずれ釣り友が手掛けていきたいと思っている事業でしたが、通訳、翻訳、楽器の貸与、レコードの貸与など「釣りと何か関係あったっけ?」と首をかしげる項目も。

私が「釣り友」というネーミングを考えたのは、メル友がきっかけでした。今は若い人だけでなく、年配の人も携帯やパソコンのサイトで情報を収集し、交換する時代。新聞や雑誌より安く、スピーディーに情報がアップできるサイトは釣り人のニーズにマッチし、メル友ならぬ釣り友の輪が広がると思ったからです。

「釣り友」の商標は他者が営利目的などで使用することはできませんが、釣り人の間では釣り友達や釣り仲間を指して、釣り友や釣友(ちょうゆう)などの言葉を使用されることは多いと思います。当社ではそうした釣り人の皆さんに「釣り友の名称を使わないで」とは言いません(類似サイトや営利目的は別)。むしろ、大いに釣り友を利用して、北海道だけでなく、全国に釣り友を広げていただきたいと思っています。当社でも皆さんに喜ばれる企画や商品開発なども行っていきます。釣り友の船出からまだ半年ほどですが、これからも、釣り友をよろしくお願い致します。

遠投用の改造ロッド[05/28]


投げ釣りは遠投志向の人が増え、高級ロッドやリールを購入する人が増えたと以前、書いた。遠投の技を競うキャスティング競技では最近、竿の改造が流行っている。大抵のロッドは3本継ぎだが、その一番先の穂先を無垢のグラスやカーボンのソリッドと交換するのだ=写真=。主にオモリを振り回して投げるスイング投法の種目で使う竿に、この改造が多い。
キャスティングの日本選手権に、この改造ロッドで出場した60歳以上の選手が日本記録を出してから、一気に改造ブームが広がったという。改造経験者達によると、このソリッドを扱っていた店は道内では一軒だけ。改造したいロッドを持って行くと、その太さに合わせてくれるという。1本2万円ほど。それから自分の好みに合わせてサンドペーパーで磨いて調整する。うまくいかずに何本も購入する人もいる。ソリッドは軟らかいので、2番目の竿に一気に力が伝わる。だから「振ると、ガツンとくる」という。

世界大会で外国人選手が使うロッドは、2ピースで一番目は軟らかい。「日本人の使うロッドは、なんで1番目が硬いんだ?」と問われた。2番目以下を曲げなければ飛ばないという理屈だ。その結果、改造した竿は4mほどだったものが、3.6mとか3.7mと短くなる。それでも飛ぶという。
一般の釣り人とは関係ないようだが、今の遠投用並継ロッドにソリッドを付けたら、軟らかい分、当たりが取りやすくなるのではないか。しかも、遠くへ飛ぶ…。そんな気がするのだが、どうだろう。でも2万円はちょっと高いよな。

“先が白い竿”[05/02]


釣り場を歩いていて感じるのは、釣り人の持っている竿やリールの高級化だ。石狩湾新港のような比較的ファミリー向けの釣り場でも、一つ数万円もするような遠投用ロッドやリールがずらりと並んでいる。
10年ほど前、釣具店の幹部が「まだ先が白い竿ばかりで困ったものだ」と嘆いていたことがあった。「先が白い竿」というのは振出竿の一番先端の穂先が白いという意味。比較的安い竿に、そういう作りの物が多かったので、「高い竿が売れない」とこぼしていたのだ。しかし、当時はそれはそれで十分だったということかもしれないし、遠投しないと釣れないほど魚影が薄くなったということかもしれない。
いい意味では、道具にこだわるようになったとも言える。デザインなど見た目もスポーティーで格好がいい。良いものを大事に使おうという傾向もあるだろう。メーカーや釣具店などからの遠投用モデル普及の意向もあって、私は釣り情報に携わる人間として、製品の紹介ばかりでなく、メーカーへのアドバイスやキャスティング大会の企画など、いろんな努力をしてきたつもりなので、いくらかは役に立ったのかも、という思いがした。
もっとも、個人的には先が白い竿はタッチが軟らかいので、結構好きだ。釣り場状況や釣りスタイルによっては、こちらの方が釣りやすいこともあるからだ。ともかく、せっかくいい品物を買ったのなら、投げ方や仕掛け、エサなどにもこだわって、是非使いこなしてもらいたいものだ。

「港町・苫小牧」道新のコラムから[04/27]


北海道新聞にもたまには良い視点のコラムが載るものだと感じたのが、4月26日(水)付夕刊1面の「今日の話題」だ。「港町・苫小牧」というタイトルで、内容は要するに北日本最大の取扱貨物量を誇る苫小牧港なのだが、市民からは遠くて、愛されているとは言えない。港町なんて全然実感がわかない。なんとかならんのか、というものだ。
私も以前、「清水〜港の名物は〜♪」で知られる清水港がアンケートで市民から一番嫌われている場所になった、そして、建物などにペンキを塗りまくって、見た目はキレイになったけど、SOLAS条約のフェンス張って、多くの釣り人が開放するように陳情するなど批判が相次いだ。市民に開放された港でないとダメなんだ、ということを書いた。今まさに苫小牧港は経済効率だけを優先しただけの単なる物流拠点。港町の情緒もへったくれもない、市民の憩の場とは程遠い、ある意味最悪の港になっているということだ。
港で釣り糸を垂らしていることこそ、市民の憩の場としての象徴だと思うが、苫小牧西港ではSOLAS条約の対象港中、最大の予算で鉄条網付きのフェンスを張り巡らせ、釣り人が入れる場所などほんの少しだけだ。恐らく、苫小牧市民の多くが港町に住んでいるなどとは思っていないだろう。大体、マスコミが港湾行政について何か書くこと自体が珍しい。
特に北海道は、公共事業で食ってきたので、批判しにくいのかもしれない。SOLAS条約のフェンスのように港湾には相当ムダな税金が使われていると思うが、そういうところに鋭く突っ込んだ記事にはまずお目に掛かれない。記者としてのジャーナリストとしての感性が欠けているのだろう。
その点、このコラムの筆者は、なかなか優れた問題意識を持っていると思った。そういう意味では、石狩湾新港、小樽港など問題のある港はまだまだある。市民に愛される真に潤いのある港、そして港を生かした街づくりを今こそ真剣に考える時だ。

海サクラ爆釣でも控えめに[04/10]


ショア、すなわち陸からの海サクラマス釣りが人気を集めている。元々、何日も通ってやっと1匹などというマニアックな釣りだから、まれに何匹かまとまって釣れると釣り人も釣り関係のマスコミも「釣れた!釣れた!爆釣だ!」と大騒ぎする。特にマスコミは大げさになりがちだ。気持ちは分からないわけではないが、これはかなり“危険”だ。
承知の通り、船釣りでは近年、立て続けに後志管内から檜山管内に至る海域に掛けてライセンス制が導入されたばかりだ。釣り人やマスコミ、釣り業界が「陸からも釣れる」と大げさに騒ぎ立てると、「陸からの釣りも規制するぞ」となりかねないのだ。
サクラマスの船釣りライセンスの導入経過を見ても、ロクに釣り人の意見も聞かず、ごり押しの姿勢が目立った。さらに道は現在のライセンス制の罰則を強化するなど、現行の規則を変えてでも上級の法令で縛ろうと、虎視眈々(こしたんたん)なのである。
この規則の改定には農林水産大臣のハンコが必要など、大ごとなのを一般の釣り人や釣り業界、そして釣りマスコミもほとんど分かっていない。これには水産庁にすら、「そこまでやる必要があるのか」といった懐疑的な意見が多いという。全国的に見ても、道の釣り人規制方針は厳しく、突出しているようだ。

道の海面利用協議会に出席している漁業者代表からは、「次はヒラメをやってくれ」という意見がすでに出ている。放っておくと、本当に必要かどうかよく議論もしないうちに、どんどん規制がエスカレートしていく可能性がある。
最近、テレビでその存在が必要かどうかで話題になった農林水産省の統計・情報事務所では、よほど暇なのか、陸からどのくらい魚がつれているか調査を始めている。そんな状況の中で、サクラマスがターゲットになることは十分あり得るのだ。
だから、たまに釣れても大げさに騒ぎ立ててはいけない。釣具屋さんもルアーを売りたいのは分かるが、控えめに、控えめに…。

ゴミは必ず持ち帰ろう![03/28]


3月17日の編集部日誌でも伝えたが、私が役員をしている日本釣振興会北海道地区支部の事務局に、苫小牧方面の高速道路のパーキングエリアの関係者という人から苦情が寄せられたゴミ問題。「パーキングエリアに釣り会の大型バスが何台もやって来て、ゴミを大量に置いて行かれるので困る」というものだったが、釣り会のバスの多くは、いわゆる磯釣りの人たちのものである。全道に支部がある北海道最大の団体である北海道釣魚連盟の幹部に、この件を伝えたら、早速、ゴミの持ち帰りを徹底するよう通達を出してくれた。
北海道釣魚連盟はマナーに厳しい団体なので、そこに所属している会員が行ったことではないかもしれない。ほかの釣り会の人も是非、注意してほしい。
釣り会のゴミはイカゴロが入っていたパッケージなど、臭いゴミが多いので、家に持って帰りたくないのだろう。しかし、パーキングエリアはゴミ捨て場ではない。せっかくの釣り人のマナーも、これでは台無しだ。これから毎週のように、釣り会のバスが釣り場に向かう季節が始まる。いつもどこに釣り人を見つめている目があることを忘れてはならない。

ありがとう、捧さん[03/11]


STVの釣〜りんぐ北海道で活躍した捧敏夫さんが亡くなった。60歳だった。食道ガンがかなり進行した状態で発見されて、1年とちょっとの命だった。最後は食べ物が喉を通らず、お腹に穴を開け、栄養を管で送る状態だったが、必死でロケを続けたという。まさに壮絶な死だ。そんな話を、通夜や告別式の席で知らされた。

ススキノで居酒屋を経営していた時はよく飲みに行った。ちょっと口の悪いところもあるが、釣具店や釣具メーカーの幹部など、さまざまな人を紹介してくれた。それが今、私にとって大きな財産となっている。

居酒屋をやめて、タレント業専門になってからは、たまに会って酒を飲んだり、カラオケのマイクを握った。好きな歌が同じで、交替で歌った。私が病気で入院した時は見舞いに来てくれた。私が退院して、1カ月後に捧さんの病気が見つかったことになる。私の病気を持って行ってもらったような気がして申し訳なかった。

今年の1月21日に、私が関わった北海道釣り人交流会には工藤準基さん、三好りささんとともにゲストで来てもらった。それが生前の捧さんとの最後となった。

棺の中の顔は別人のように痩せこけていた。病気との闘いで燃え尽きたのだろう。本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

捧さんの告別式の会場には捧さんが愛用したロッドやリール、ライフジャケットや仕掛けのほか、魚拓が誇らしげに飾られていた。写真は平成16年10月3日、捧さんが松前沖で釣った75.5cmのヒラメ

広がる釣具のネット販売[03/07]


道内の釣具店がネット販売に力を入れている。不景気風が定着して、このままでは倒産、廃業という追い詰められた状況の中で、ヤフーなどのオークションに出品するようになった。釣具店からは客足が遠のく一方。最初は半信半疑で始めたものの、殊のほか売れるのだから、どんどん規模が拡大していった。中には常時1,000点以上の商品を出すところもある。オークションといっても中古ではなく新品が中心だ。手袋などの小物の果てまで売っている。評判を聞いて、新規参入も増えた。主に道南の釣具店の間で盛んだという。

ある小さな釣具店には仕入れた品物のダンボールが山のように届き、次々と発送されていくという。要するに通信販売だ。問屋の売り出しの特価品を買い占めるなど、かなり強気の商売をしているという。ヨーロッパなどの外国に売りさばいている店もある。日本製の釣具は評価が高く、定価で売れるそうだから儲かるのだ。それでも向こうでは安いのだろう。“正規のルート”で販売しているメーカーが文句を付けたが、こっちの問屋は買ってくれるので大喜びだ。法律に違反しているわけでもないから止めるはずもない。まさに仁義なき戦いだ。
「まず欲しい物を中古品で探して、釣具店で物を確かめ、ネットで安かったら買う。これじゃ店で物が売れるわけがない」と、ある釣具店の店主はぼやく。本州方面、道内と、販路は広い。本州で流通していないルアーなどが結構売れるという。店に行くのが面倒という人もいる。注文を受けたら、同じ町内の人だったという笑い話もある。イメージ的に札幌の業者だと思っている人もいるそうだ。住所を聞くと、「そんな田舎で…」と驚くそうだ。
ヤフーには出品料が1点につき10円掛かる。売れたらさらに3%取られる。それでも月に何百万円も売れるという。「10個買うから送料まけて」など、客も1円でも安く買おうと必死だ。値引き合戦もエスカレートしていく。あまりの安さに釣具店が客になる場合もあるとか。

だが、ネットで商売をする釣具店がどんどん増えると、どうなるのか。仕入先も売っている物も同じだから、いずれは値引き合戦に疲れて共倒れ?ともかく従来の商慣習が大きく崩れつつあるのは事実だ。

取材もケータイカメラの時代!?[02/17]


お葬式で、最期のお別れにと、遺影や故人の顔を携帯電話のカメラで撮る人が増えているという。「不謹慎」と怒る人と「それも哀惜の念の一つ」という容認派に分かれているそうだ。
確かにカメラ付き携帯はシャッターを押す機会を増やした。ある釣りタレントは、人前に立つと「ケータイで断りもなくバシャバシャ撮られるのがイヤ」と言っていた。では断ればいいのかというとそうでもない。そこには「そんなもんで撮りやがって」という気持ちもあるようだ。

一昔前、インタビューの取材で相手にコンパクトカメラを向けると、「あんた本当に記者?」と怒られたものだ。取材者はニコンなどの高級一眼レフで写真を撮るもの、という“常識”が取材者にも取材される側にもあったのだ。そのフィルムカメラは製造中止となり、デジカメ全盛時代を迎えた。デジカメにも一眼レフはあるが、そんなものを持っていると「邪魔じゃない?」と言われるようになった。望遠レンズを使うような場面でない限り、通常の取材なら機能的にも画素数的にもコンパクトなもので十分なのだ。
かつて、写真を撮るのは冠婚葬祭などに限られ、記念写真は写真館の立派なカメラの前で照明をたいて撮る厳粛なものという意識が人々の間に長く染み付いていたから、見た目がチャチなカメラでは「不謹慎」に思えるのだろう。

先日、横浜で開催されたフィッシングショーでは有名タレントに報道、一般客を問わず多くのカメラが向けられた。携帯の多くは一般客だ。私は恐らくただ一人「PRESS」の腕章を付けて、携帯のカメラで撮りまくった。「携帯カメラを向けられるのがイヤ」と言っていた釣りタレントもそれで撮った。最初は怪訝(けげん)な顔をしていた取材先の人たちも、数分後に「釣り友」のサイトに画像が載っているのを見て、「なるほど、そういう時代なんですね」と驚いていた。
そのうちデジカメもなくなり、ケータイカメラしか残らない日が来るかもしれない。

釣り人は招かれざる客?[02/02]


1月21日に開かれた2006年北海道釣り人交流会は今年で5回目。第1部と第2部とも昨年に比べ、2倍ほどの参加者が集まる盛況ぶりで、関係者は胸をなで下ろした。
第1部は、司会役を私が務めた。「釣りと地域振興」をテーマに、釣りイベントなどでまちおこしに取り組んでいる島牧村や浦河町、石狩市などからゲストを招き、お話しいただいた。現状では釣り人が地元にお金を落とすなど、経済的な面で少なからず貢献していることは認められるようになってきた。
だが、観光客のように「どんどんいらしてください」というわけではない。ゴミの問題などで釣り人に抱いている「不信感」は根強い。釣り人一人ひとりが自覚し、イメージを変えていく努力が前提として必要だ。フォーラムはおおむねこんな内容だった。
釣りをさまざまな角度からまちおこしにもっと利用して、「釣り客歓迎!」という看板が道内の至る所で見受けられるようになることを願って取り上げたテーマだった。
ゲストの一人が、客は客でも「招かれざる客」と「招きたい客」がいると言っていたのが印象的だった。カネを落とせば許される、というものではないのだ。問われているのは、釣り人の心の有り様だ。

ネット媒体の時代が来る[01/10]


釣り情報の“脱紙化”も釣り友を始めた動機の一つと前回書いた。その前には、情報伝達のスピード化のためとも書いた。
さらにもう一つ、ネットのメリットは低料金化である。
新聞の場合、コストが掛かりすぎる。印刷代、配送費、販売店手数料、それらの管理費、人件費など、ぶら下がっているものが多過ぎる。それが全て新聞の料金にはね返る。
それに比べてネットは、初期投資を除き、情報収集のためのコストとシステムの維持費ぐらいで済む。媒体としてまさに画期的だ。質的に同レベル以上の情報が安く提供できるのであれば、利用者にとってはこの上ない。
新聞にも良さはあるので、残っていくとは思うが、新聞販売店の店主が「俺の商売も、いいとこ5年かな    」と、寂しそうに言っていた。ニューヨークタイムズなどアメリカの大手新聞社では、発行部数が伸び悩み、広告収入も頭打ちだが、インターネットサイトは好調で、広告収入は新聞の8分の1を占めるほど増えたという。
日本ではまだそこまでには至っていないが、時間の問題だろう。新聞販売店店主のつぶやきも、むべなるかな、である。

魚のための“脱紙”[01/07]


魚のための“脱紙”

森が海の生物を育むというのは今や常識である。だから、漁師も山に木を植えている。木を切りすぎると、地球環境もおかしくなる。石油を燃やしてCO2がどんどん増えているのに、それを浄化する木がなくなれば温暖化も進む一方だ。猛暑に洪水、豪雪etc. 近年の異常気象にも関係ありそうだ。
自然が守られてこそ魚がいる。釣りの専門新聞にいた時に思ったのは、魚があってこその新聞なのに、その新聞は魚を育む木を切って作られているんだよなということ。

ええカッコし、と思われるかもしれないが、どこか心苦しかった。せめて釣りの情報ぐらいは、“脱紙”にせねば、と思った。その点でもネットは実にありがたい存在だ。釣り友を始めたのは、そんなところにも理由がある。

捨てる神あれば拾う神あり[01/01]


あけましておめでとうございます。釣り友がスタートしてまだ1カ月ほどですが、メールなどで寄せられた感想では、おおむね評判が良いようで、ホッとしています。 1月中にはPC版の釣り友もスタートする予定です。これからもコンテンツの充実を図り、より便利で役に立つサイトにしていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。

さて、ワカサギ釣りのシーズンですが、北村の雁里沼は漁協の解散により、駐車場なども雪で埋まってしまい、事実上、釣り不能。紋別市のシブノツナイ湖も空港移転の影響で、湖までの除雪がなくなり、車が近くまで入って行けなくなった。こちらも釣り場としてはダメみたいだ。
石狩の茨戸湖も公共の駐車スペースなどはなく、こちらも先細り状態だ。
そんな中で、佐藤水産のサーモンファクトリーは今年も釣り客に駐車場を開放してくれている。「店舗前で事故があるよりは、使ってくれた方がずっと安心」とのことだが、心が広いというか、釣り人にとっては感謝状ものだ。
海産物なども販売しているし、レストランも整っている。お礼も兼ねて、昼食や買い物などにぜひ、ご利用を。

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